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OMNIグループは、1929年、大阪市浪速区浪速町で先代社長・吉田理吉が産業用運搬車の製造を業務として『吉田車輌製作所』を創業しました。運搬車といっても当時は動力を用いない台車・荷台を製造していました。 戦時中は軍需工場に指定され、軍需品の生産を行っていましたが、終戦後は通常の運搬車の製造業務に復帰。大手企業の工場に納入させて頂くなど、着実に実績を伸ばしていきます。 ですが、「このまま人力運搬車を製造し続けていてよいものか…」高度経済成長期を迎えた吉田車輌製作所は、現在の会社を継続して何か新しいことをできないか、さらなる発展に向けて考えはじめます。オムニリフター開発に至るまでの試行錯誤の10年のはじまりです。

 先代社長 吉田理吉

先代社長 吉田理吉

吉田車輌製作所時代の写真

吉田車輌製作所時代の写真。創業者・吉田理吉と、共に働いていた社員たち。その後ろには当時の製品である荷台が並ぶ。

「簡単なエレベーターを用いて物を運ぶことができないだろうか」ある日、お客様からこのような相談をうけました。戦前は平屋作りの工場が多くありましたが、戦後は階層立ての工場が増え、人力で物を運ぶことが難しくなってきていたのです。「私たちの力でお客様の業務を少しでも効率よくサポートすることはできないか」そのような想いから、吉田車輌製作所はエレベーターの仕組みをヒントに、垂直搬送機の開発に本格的に着手します。  折よく某大手商社様から「オムニホイル」という部品を使用して何か製品化することはできないか、という相談を受けていたこともあり、オムニホイルを使用した垂直搬送機「オムニリフター」のプロトタイプを見本市に出展するに至りました。この見本市で2件の契約を結ぶことができ、オムニリフターのさらなる開発が進められることになったのです。


 オムニホイル

オムニホイル

※この「オムニホイル」という部品が初期の段階で垂直搬送機に使用されていたため、「オムニリフター」と名づけられました。現在ではオムニホイルは使用されていませんが、その名前が残っています。

オムニリフターはさらなる改良を続けましたが、当時は会社としての知名度が低く、なかなか納入してもらうことができず苦労することもありました。より良い製品を作るためには現場の声が必要不可欠。そのような考えからメンテナンス業務を開始するなど、オムニリフター開発までの妥協は一切ありませんでした。  1973年、ついに「オムニリフターシステム」を開発。オムニリフターは 各種の安全装置を組み入れ、作業の安全性を高めた設備で、建設省・労働省にエレベーター以外の機械設備として審査請求し、わが国で初めてパレット垂直搬送機として認められました。機を同じくして「吉田車輌機器株式会社」と社名を改め、本社を大阪市内から八尾に移転。オムニグループはオムニリフターの開発と共に大きく転換、発展したのです。

 八尾移転当時の本社ビル

八尾移転当時の本社ビル

現在もオムニリフターは主力商品として、日本国内はもちろん世界中に納入させて頂いております。さらにはオムニリフターだけでなく、「クライミングレベラー」や「パレスルー」「シャトルローダー」といった新製品の開発も積極的に行っており、オムニグループはこれからもその歴史を刻んで行こうとしています。

 たくさんのお客様にオムニリフターシステムを採用頂いております。

たくさんのお客様にオムニリフターシステムを採用頂いております。

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